name	pr-creator
description	Pull Request 自動作成スキル。completed フェーズ移行時に GitHub Pull Request を自動作成します。

Pull Request 自動作成スキル

このスキルは、仕様書の completed フェーズ移行時に、自動的に GitHub Pull Request を作成します。

機能概要

自動 PR 作成

completed フェーズ移行時に自動実行
仕様書の内容を元に PR タイトルと本文を生成
GitHub CLI (gh pr create) で PR を作成
PR はデフォルトでドラフト状態で作成（レビュー準備完了後に Ready に変更可能）

PR 本文の構成

生成される PR 本文には以下のセクションが含まれます。

概要: 仕様書の背景と目的を要約
変更内容: 実装した機能の箇条書き
テスト計画: テスト項目のチェックリスト
関連 Issue: 仕様書に紐づく GitHub Issue へのリンク

使用方法

自動実行（推奨）

completed フェーズに移行すると、自動的に実行されます。

/cft:spec-phase <spec-id> completed

手動実行（デバッグ用）

スキルを直接実行できます。

# Skill ツールで実行
# (Claude Code のツールとして実行)

実装フロー

1. 仕様書ファイルの読み込み

Read ツールで .cc-craft-kit/specs/<spec-id>.md を読み込みます。

# 仕様書ファイルのパス
.cc-craft-kit/specs/<spec-id>.md

2. PR タイトル生成

仕様書名から PR タイトルを生成します。

フォーマット:

feat: <仕様書名> を実装完了

制約:

最大 256 文字
超過する場合は末尾を ... で省略

3. PR 本文生成

仕様書の内容から PR 本文を生成します。

テンプレート:

## 概要

<仕様書の「背景と目的」セクションを要約>

## 変更内容

- <実装した機能 1>
- <実装した機能 2>
- <実装した機能 3>

## テスト計画

- [ ] <テスト項目 1>
- [ ] <テスト項目 2>
- [ ] <テスト項目 3>

## 関連 Issue

Closes #<issue-number>

制約:

最大 65536 文字（GitHub API の制限）
超過する場合は「変更内容」セクションを要約

4. PR 作成

GitHub CLI で PR を作成します。

# ベースブランチ取得（環境変数または develop をデフォルト）
BASE_BRANCH=${DEFAULT_BASE_BRANCH:-develop}

# PR 作成（ドラフトとして作成）
gh pr create \
  --title "<タイトル>" \
  --body "<本文>" \
  --base "$BASE_BRANCH" \
  --draft

# PR URL を取得
PR_URL=$(gh pr view --json url -q .url)

5. 仕様書に PR URL を記録

Edit ツールで仕様書ファイルに PR URL を追記します。

## Pull Request

- <PR URL>

エラーハンドリング

GitHub CLI 未インストール

# チェック
if ! command -v gh &> /dev/null; then
  echo "⚠️  GitHub CLI (gh) がインストールされていません"
  echo "インストール手順: https://cli.github.com/"
  exit 0  # PR 作成をスキップ（completed フェーズ移行は成功）
fi

GitHub トークン未設定

# チェック
if [ -z "$GITHUB_TOKEN" ]; then
  echo "❌ GITHUB_TOKEN 環境変数が設定されていません"
  echo "手動で PR を作成してください: gh pr create"
  exit 0  # PR 作成をスキップ
fi

GitHub API レート制限

# リトライロジック（最大 3 回、指数バックオフ）
MAX_RETRIES=3
RETRY_COUNT=0
BACKOFF_SECONDS=5

while [ $RETRY_COUNT -lt $MAX_RETRIES ]; do
  gh pr create --title "$TITLE" --body "$BODY" --base "$BASE_BRANCH"

  if [ $? -eq 0 ]; then
    break
  fi

  RETRY_COUNT=$((RETRY_COUNT + 1))

  if [ $RETRY_COUNT -lt $MAX_RETRIES ]; then
    echo "⚠️  PR 作成失敗。${BACKOFF_SECONDS}秒後にリトライします（${RETRY_COUNT}/${MAX_RETRIES}）"
    sleep $BACKOFF_SECONDS
    BACKOFF_SECONDS=$((BACKOFF_SECONDS * 2))
  else
    echo "❌ PR 作成に失敗しました（最大リトライ回数を超過）"
    exit 1
  fi
done

制約事項

GitHub API 制限

PR タイトル: 最大 256 文字
PR 本文: 最大 65536 文字
API レート制限: 5,000 リクエスト/時（認証済み）

環境要件

GitHub CLI (gh) 2.0 以上
Node.js 20.x 以上

Git リポジトリ要件

Git リポジトリが初期化されていること
現在のブランチがリモートにプッシュされていること
ベースブランチ（develop または main）が存在すること

設定

環境変数

変数名	説明	デフォルト
`GITHUB_TOKEN`	GitHub Personal Access Token	(必須)
`DEFAULT_BASE_BRANCH`	PR のベースブランチ	`develop`

トラブルシューティング

PR 作成がスキップされる

原因: GitHub CLI がインストールされていない。

解決策:

# macOS
brew install gh

# Linux
sudo apt install gh

# Windows
winget install GitHub.cli

API レート制限エラー

原因: GitHub API の 1 時間あたりのリクエスト制限（5,000 回）を超過。