Create Branch

このスキルはプロジェクトのブランチ命名規則に従って新しいGitブランチを作成します。

実行手順

1. ブランチ戦略の確認

まずREADME.mdを読み込んで、プロジェクトのブランチ命名規則を理解してください：

Read README.md

特に「ブランチ戦略とPull Request運用」セクションの「ブランチ構成」を確認します。

許可されるブランチプレフィックス：

• feature/*: 新機能開発用
• bugfix/*: 通常のバグ修正用
• hotfix/*: 緊急修正用
• refactor/*: リファクタリング用
• chore/*: 設定変更・ビルド関連用
• test/*: テストコード追加・修正用
• tmp/*: 一時作業用

2. 現在のブランチと利用可能なブランチの確認

git branch --show-current
git branch -a

で現在のブランチと利用可能なブランチを確認します。

分岐元ブランチの選択：

• hotfix/*: mainから分岐
• その他すべて: stagingが存在する場合はstaging、存在しない場合はmainから分岐

3. ブランチ名の決定

ユーザーの要望に基づいて適切なブランチ名を決定：

命名規則：

• プレフィックス + / + 説明（kebab-case）
• 例:
  • feature/add-user-profile
  • bugfix/fix-login-error
  • refactor/improve-database-queries
  • chore/update-dependencies
  • test/add-user-controller-tests

判断基準：

• 新機能追加 → feature/*
• バグ修正 → bugfix/*
• 緊急修正 → hotfix/*
• コードの改善（動作は変わらない） → refactor/*
• 設定変更、依存関係更新、ビルド関連 → chore/*
• テスト追加・修正 → test/*
• 試行錯誤、一時的な作業 → tmp/*

4. ユーザー確認

以下の git checkout コマンド形式でユーザーに提示し、ブランチ作成の許可を得てください：

git checkout -b feature/add-user-search

分岐元ブランチ: staging (または main) 判断根拠: 新機能追加のため feature/* プレフィックスを使用

重要: ユーザーの許可なしにブランチを作成しないでください。

5. ブランチ作成

必要に応じて分岐元ブランチに移動：

# stagingが存在し、hotfix以外の場合
git checkout staging

# stagingが存在しない場合、またはhotfixの場合
git checkout main

新しいブランチを作成：

git checkout -b <branch-name>

プロジェクトにはGit Hooksが設定されており、ブランチ名が命名規則に従っているかチェックされます。

もし拒否された場合は、エラーメッセージを確認して適切な名前に修正してください：

git branch -m <new-branch-name>

6. 確認

git branch --show-current

で新しいブランチに切り替わったことを確認します。

チェックリスト

• README.mdを読み込んでブランチ命名規則を確認した
• git branch -aで利用可能なブランチを確認した
• 分岐元ブランチを正しく選択した（stagingが存在する場合はstaging、存在しない場合やhotfixの場合はmain）
• 作業内容に適したプレフィックスを選択した
• kebab-case形式でブランチ名を決定した
• ブランチ名と分岐元をユーザーに提示した
• ユーザーの許可を得てからブランチを作成した
• ブランチが正常に作成されたことを確認した

よくある間違い

❌ 間違い: git branch -aでブランチ確認せずにstagingから分岐 ✅ 正解: 必ずgit branch -aでstagingの存在を確認してから分岐

❌ 間違い: fix-login-error（プレフィックスなし） ✅ 正解: bugfix/fix-login-error

❌ 間違い: feature/AddUserProfile（PascalCase） ✅ 正解: feature/add-user-profile（kebab-case）

❌ 間違い: bug/fix-error（bugではなくbugfix） ✅ 正解: bugfix/fix-error

使用例

例1: 新機能開発の場合（stagingあり）

ステップ1: ブランチ確認

git branch -a
# staging が存在することを確認

ステップ2: ユーザーに提示

git checkout -b feature/add-user-profile

分岐元ブランチ: staging 判断根拠: 新機能追加のため feature/* プレフィックスを使用

ステップ3: ユーザーの許可を待つ

ステップ4: 許可後にブランチ作成

git checkout staging
git checkout -b feature/add-user-profile

例2: バグ修正の場合（stagingなし）

ステップ1: ブランチ確認

git branch -a
# staging が存在しないことを確認

ステップ2: ユーザーに提示

git checkout -b bugfix/fix-login-error

分岐元ブランチ: main 判断根拠: バグ修正のため bugfix/* プレフィックスを使用

ステップ3: ユーザーの許可を待つ

ステップ4: 許可後にブランチ作成

git checkout main
git checkout -b bugfix/fix-login-error

例3: リファクタリングの場合（stagingあり）

ステップ1: ブランチ確認

git branch -a
# staging が存在することを確認

ステップ2: ユーザーに提示

git checkout -b refactor/improve-database-queries

分岐元ブランチ: staging 判断根拠: リファクタリングのため refactor/* プレフィックスを使用

ステップ3: ユーザーの許可を待つ

ステップ4: 許可後にブランチ作成

git checkout staging
git checkout -b refactor/improve-database-queries

例4: 緊急修正の場合

ステップ1: ブランチ確認

git branch -a

ステップ2: ユーザーに提示

git checkout -b hotfix/fix-security-issue

分岐元ブランチ: main 判断根拠: 緊急修正のため hotfix/* プレフィックスを使用（hotfixは常にmainから分岐）

ステップ3: ユーザーの許可を待つ

ステップ4: 許可後にブランチ作成

git checkout main
git checkout -b hotfix/fix-security-issue

注意事項

• ブランチ作成前に必ずgit branch -aで利用可能なブランチを確認してください
• hotfix/*ブランチは常にmainから分岐し、mainへマージします
• その他のブランチはstagingが存在する場合はstagingから分岐しstagingへマージ、存在しない場合はmainから分岐しmainへマージします