Conventional Commits for Obsidian LiveSync

Overview

このスキルは、Conventional Commits 1.0.0 仕様に準拠したコミットメッセージの作成を支援します。このプロジェクトでは日本語での説明文を標準としています。

Instructions

1. コミットメッセージの形式

<type>[optional scope]: <description>

[optional body]

[optional footer(s)]

2. タイプ一覧と使い分け

3. スコープの指定

スコープはオプションですが、変更箇所を明確にするために推奨されます。

推奨スコープ:

• domain - ドメイン層
• application - アプリケーション層
• infrastructure - インフラ層
• web - Web インターフェース
• couchdb - CouchDB クライアント
• config - 設定関連
• docker - Docker 関連
• backup - バックアップ機能

例:

feat(web): ヘルスチェックにバックオフ戦略を実装

fix(couchdb): longpoll リクエストのタイムアウト処理を改善

4. 日本語での説明文

このプロジェクトでは説明文を日本語で記載します。

良い例:

feat: HTTP リクエストのメトリクス収集を追加

リクエスト数、レスポンス時間、エラー率を Prometheus 形式で
エクスポートする機能を実装した。

避けるべき例:

feat: Add HTTP request metrics collection  ← 英語は使用しない

5. 破壊的変更の記載

方法1: フッターに BREAKING CHANGE: を記載

feat(couchdb)!: CouchDbRepository トレイトを変更

BREAKING CHANGE: forward_request メソッドのシグネチャを変更。
クエリパラメータを Option<String> から Option<HashMap<String, String>> に変更。

方法2: タイプの後に ! を付与

refactor(domain)!: DomainError のバリアントを再構成

Examples

新機能追加

feat(web): ヘルスチェックエンドポイントを追加

/health エンドポイントで以下の情報を提供:
- サーバー稼働時間
- CouchDB 接続状態
- アプリケーションバージョン

バグ修正

fix(infrastructure): CouchDB 接続失敗時のパニックを修正

接続失敗時に unwrap() でパニックしていた問題を修正。
エラーをログに記録し、degraded 状態として継続するように変更。

Fixes #123

リファクタリング

refactor(application): LiveSyncService のエラーハンドリングを改善

- anyhow から thiserror ベースの DomainError に移行
- エラーメッセージをより詳細に

破壊的変更

feat(domain)!: CouchDbDocument の構造を変更

BREAKING CHANGE: data フィールドを serde_json::Value から
構造化された ContentData 型に変更。既存のドキュメント操作
コードの更新が必要。

複数の変更をまとめる場合

refactor: HTTP プロキシの構造を整理

- CouchDbClient から http_forward_request を分離
- エラーハンドリングを共通化
- longpoll リクエストの検出ロジックを改善

Reference

Conventional Commits 仕様

• https://www.conventionalcommits.org/ja/v1.0.0/

このプロジェクトのルール

• 説明文は日本語で記載
• スコープは推奨（必須ではない）
• 破壊的変更は必ず明記
• 関連 Issue がある場合は Fixes #123 でリンク

コミット前チェック

cargo fmt --all -- --check  # フォーマット確認
cargo clippy -- -D warnings # リンター
cargo test --verbose        # テスト実行